倒れる草若師匠
糸子(和久井映見)さんは
「救急車を呼びなはれ!!早く!!!!」
「時間がないんや、草若師匠には、もう時間がないんや・・・」
★★★
小草若さんが、四草さんの部屋にやってきて
「ここにしばらくおいてくれ・・マンションは売った・・・」
「実家に帰ったらええやないですか」四男さん
「しんどいんや、オヤジの顔をみるのが・・」小草若さん
「オヤジの名前がどんだけ重たいかお前にはわからへん」
電話・・・病院に弟子たちが集まり・・・
夏のはじめから師匠の具合は悪かったのです・・
病院の先生は「手術しても完治はムリです・・延命治療ならば・・」
★★★
小草若さんは、菊江さんの店に行き・・・
四草さんは、師匠からいただいた鳥を見つめ・・・
草原さんは鏡に向かって泣き笑い・・・
草々さんと喜代美は・・
「なんでやねん」・・草々さん・・・喜代美は泣き崩れ・・・
★★★
「糸子さん・・・」と小梅さんが訪ねてきました・・・
病室では草若師匠が寝ています・・・
目を覚ますと・・・全員が揃っていました
「なんで黙ってたんや」・・小草若さん
「常打ち小屋のこと忘れて治療に専念しろと言うやろ」師匠・・・
「ヒトシ・・すまんなー。」
★★★
病室で泣いている喜代美・・・
「なに泣いてるんや・・笑え・・」と草若師匠・・
「笑えるわけない・・師匠だって女将さんの病気を知って高座をすっぽかしたんじゃないですか、小さいときおじいちゃん亡くなって、涙のダムができるくらい泣いたんです、もう二度とあんな思いしたくないんです。大事な人が、大好きな人が遠くに行ってしまうのはイヤなんです・・」喜代美・・
草若師匠は・・
「若狭、お前はほんまにアホやなー。どないすんねん、オレより先に死ぬか??残ったオレにそれと同じ思いさせるのか・・こういうものは順番や、お前より先にオレが死ぬのは順番や・・今、生きてる自分の命をいとおしむキモチに変わっていく・・そうするともっと一生懸命に生きられる、笑っていきられる・・若狭、お前の創作落語でオレを笑わしてくれ・・・」
喜代美は、「やってみます・・創作落語・・」
★★★
ちりとてちん第106回「陽気なお囃子に送られて、地獄までの道を歩いていきたい」
(02/05)ちりとてちん第105回「常打ち小屋を作りたい」
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今週のちりとてちん「地獄の沙汰もネタ次第」
先週のちりとてちん第18週「思えば遠くへすったもんだ」