いよいよ落語の稽古が始まりました・・もちろん喜代美(貫地谷しほり)は四苦八苦・・
「録音したらあきまへんか??」という喜代美に草原兄さんは「耳で覚えるもんや」と言います
稽古と家事、一人で二人を演じ分けなければならない落語「ちりとてちん」・・二つのことを同時にできない不器用な喜代美はたちまちへこんでしまいます。
大きなため息をついたとき・・祖母・小梅の姿が・・・思わず祖母・小梅に抱きつき、おいおい泣き出す喜代美でした・・
★★その頃、福井の実家では小梅さんのスペイン行きが話題になっていて・・「落語家になる言ったり、スペインに行くって言ったり、突拍子も無い女性ばっかりやなー」「おかあちゃんはおとなしくしてるでー」という糸子に「おかあちゃんは存在が突拍子もない!!」と言い放つ弟・・★★
草若師匠に「実はスペインに行くことになりまして・・」と挨拶をする祖母・小梅。昔の芸者仲間の小鶴ちゃんが家族とともにスペインに住んでいて、三味線を教えている・・それを手伝ってほしいと以前からお願いされていたというのです。
祖母・小梅は、「口の動きと手の動きがいっぺんにできん・・落語にむいてないのかもしれん」と弱音をはく喜代美に
「また、他になにか向いているものを探しますのか??」とたずねます。そして・・
「喜代美を見ていて、スペイン行きを決めたんやで。残りの人生を仰山笑って生きてみたくなったんや・スペイン語の勉強なんてしたくないのに・・」と言います。続けて・・
「好きなことをやりとおそうと思ったら、キライなことも苦手なことも乗り越えないといかん・・それがぎょうさん笑っていきていくことにつながっていくんやで・・」
小梅さんは「ちりとてちん・・」と三味線を鳴らしながら・・「あんたは高校時代、ちりとてちんでつまづいて三味線を放り出してしまった・・今度のちりとてちん(落語)も途中で投げ出しますのか??」
その夜、居酒屋「寝床」で、大いに飲み、歌い、笑って過ごした小梅さんと喜代美たち・・
翌日、帰宅する小梅さんを前に草若師匠は「喜代美さんは、確かに不器用です・・でもお箸の使い方が実に美しい・・これは落語の世界では大変大事なことなんです・・」
美しく、誇らしげに微笑む素敵な小梅さんでした・・
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第8週「袖振り合うも師匠の縁」11/19〜11/23
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◆連続テレビ小説「ちりとてちん」 http://www3.nhk.or.jp/asadora/